マツダCX-5 2.2ℓディーゼル試乗記 「注目ゆえの憂鬱」とは? ティグアンを例に

公開 : 2017.06.15 11:10

走らせて感心する

とくに強固な車体の恩恵を受けていると感じる。ロールとピッチは、うまく抑えられ、少し違和感のあるステアリングの応答性は忘れるとしても、このクルマは、あなたがメインストリームのクロスオーバーに期待する程度の操舵性を備えている。

(スコットランドの悪天候下であっても)直進性の向上は、はっきりと識別できる。4気筒エンジンから発揮される42.8kg-mのトルクは同じくらい素晴らしい(38.7kg-mを発揮するデチューンされた普及機に比べ、遥かに優れている)。

しかし不安定な低速域の乗り心地は改善されていない。特にFFモデルでは。反面、4WD仕様の、ある種の「おおらかさ」は、高速道路において、明確に賞賛に値する。

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