THE SAMURAI CHALLENGE 日本初! 外国の方による22日間 日本縦断ラリー
2017.4.12〜5.4
16ケ国、120名が ラゴンダ、ロールスで日本縦断
今回はイギリスの日本政府観光局からの紹介で、日本でのインバウンド旅行会社オックスフォード・インターナショナル・エクスチェンジがホテルの手配やランチ会場の手配をし、ヘッドクオーターたるリズの車には旅行業務を采配するメグミさんが乗り、競技を取り仕切るジュンとピーターの車両には通訳のナオミさんが乗り、私は20世紀末からミッレ・ミリアなどに一緒に参加してきた石田くんと組んで、様々なサポート業務を受け持った。それにしてもわれわれを含めごく少数のスタッフでの運営である。
参加者は16ケ国からの応募があり、52台/120名の参加となった。
イギリス人が一番多く、
・ベルギー
・オランダ
・ドイツ
・フランス
・ポルトガル
・スペイン
・イタリア
・スイス
と様々な国籍の人たちが参加したインターナショナルなものだった。当初は25台限定の募集だったが、反響が良くどうしても参加したいという応募者が多く、断りきれなかったそうだ。また、今回の評判からサムライ・チャレンジ2ndも開催予定だが、次回は日本からも応募し易いようにするとのことである。
車両は、ヨーロッパから海上コンテナ輸送
ところで参加車両はといえば、ラゴンダ、アルヴィス、ベントレー、ロールス・ロイス、ベンツ、アメリカのクライスラーやフォードV8と、アジア各地やペキン〜パリ・ラリーに参加した車両らしく、トルクも太い重量級の頑丈なクルマが多かった。しかし参加者の皆さんとクルマ談義をすると、何台もヒストリックカーをお持ちのコレクターばかりで、用途によってクルマを使い分けていた。変哲もないポルシェ356で参加のお爺さんと話し込んでいると、フィゴニ・エ・フラスキが1台だけ架装したアルファ・ロメオ6Cやポルシェ910など、自宅のガレージにはもっと興味深いクルマも所有しているそうだ。
ほとんどの参加車両は、コンテナでヨーロッパから博多港へ海上運送し、ラリー終了後は苫小牧港から、再びコンテナに入れてヨーロッパへの帰路に就いた。ただし、日本と協定を結んでいない国の車両は法律上走れないので、それでも日本を他の参加者たちと走りたいという人はレンタカーで同行した。