ディスカバリー5(ディーゼル)試乗 さらばラダーフレーム! アルミモノコックの完成度は?
公開 : 2017.06.27 11:40
先代より明確に “軽い”
ディスコ5では荷重変化に応じて車高を自動的に維持して、乗降時には自動的にローダウンする電子制御エアサスが標準装備となるが、可変ダンパーは用意されない。
そんなディスコ5は先代ディスコ4よりも明らかに軽く、オンロードでの正確性が飛躍的に増した。ディスコ4はオフローダーらしくステアリングの復元力が少し弱く、交差点などでも出口に向かって意識してステアリングを戻すことが必要だったが、ディスコ5ではそんなコツはまったく不要。ごくごく普通の感覚で運転できる。
標準タイヤサイズが55偏平の20インチということで、少しばかり危惧された「タイヤの過剰感」もほとんど抱かされることがない。鋭い段差の突き上げでこそエアボリュームの小ささを少し感じさせるものの、大半の路面での乗り心地や挙動の一体感に不満はない。まあ、これで19インチならさぞかし……と期待する気持ちもなくはないが。
今回は売れ筋になるであろうディーゼル中心の試乗となったが、とにかく静粛性が印象的。アイドルストップからの再始動でこそズドンという爆発力でそれと分かるものの、それ以外のアイドリングや加速時にはまるでディーゼルを感じさせない。