日産デュアリス、引き続き英国を制する? 1.6ディーゼルに試乗

公開 : 2017.06.21 11:10

■どんな感じ?

コンサバからアグレッシブに

コンサバだったフロントエンドは手の込んだアグレッシブな装いになった。ライト類は変更され(上級トリムではアダプティブLEDヘッドライトを装備)、ボンネットのキャラクターラインの切り替えしはシャープになった。いっぽうで側面とリアエンドはスムーズになった。

下側がフラットになったステアリングは径が大きくなり、多くのボタンを配備する。ボタンを介して計器類が収まる5.0インチTFTスクリーンやクルーズコントロールをより簡単に操作できるようになっている。

しかも、5.0インチTFTスクリーンは、まわりのデザインともうまく調和している。見た目もよくエルゴノミクスの観点からも優れものである。

居心地もよい

上級トリムで採用されるシートは、サポート性と掛け心地に感銘を受け、前述したナッパレザーはソフトで、存在感がある。

テクナグレードは、電動調整機能とシートヒーターに加えて、ドライバー側のシートに、電動ランバーサポートとメモリーファンクションを備える。残念ながら、ステアリング調整は手動のままである。

その他キャビンは変更はなく、腰よりも上方の多くは、やわらかい手触りの素材が施され、ドライビングポジションは見通しがいい。調整範囲も大きい。変速機も納得のいく出来である。

比較的質素なフィニッシュの後部座席は、背の高い大人ふたりが快適に過ごせる(3人目の搭乗者は少し不満がでるだろう)。

他には、60/40で分割できる可倒式リアシート、様々なレイアウトを可能にするフロア、ハンディな収納庫に実用的なトランクスペースが備わる。

走らせた印象はどうだろう?

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