アウディA8新型 世界初! 衝突時80mm車体リフト 覚えておくべき3つの技術
公開 : 2017.06.23 19:40
「アウディA8」新型には、世界初の「衝突時80mm車体リフト」機能が搭載されます。さらに、「A4」よりも小回りが得意だとか。どういうことでしょう?
アクティブサスペンション
完全アクティブ制御のエレクトロメカニカル・サスペンションは、個々のホイールを独立制御して、道路状況に的確に対応するシステムだ。
フロントカメラからのデータをもとに、システムは道路の凹凸を検知して、事前にアクティブサスペンションを調整。
アウディが開発したプレビュー機能により、クルマがその凹凸に到達する前にアクチュエーターに適切なストローク幅を伝えて、積極的にサスペンションを制御する仕組みだ。
1000分の数秒で 凹凸を吸収
このプロセスに要する時間は、わずか1000分の数秒に過ぎない。
カメラから届けられる路面情報は毎秒18回に達し、これをエレクトロニックシャシープラットフォーム(ECP)が分析処理して、ほぼリアルタイムで、すべてのサスペンションコンポーネントをコントロールする。
これにより、コーナリング中のロールや、制動および加速時のピッチングが徹底して抑え込まれるという。ドライバーは車両を完璧にコントロールでき、リアシートの乗員も仕事を邪魔されることはないのだ。