ミニ初のPHEV「クーパーS E クロスオーバー」、ディーゼルより「買い」? 吉田 匠が試乗
公開 : 2017.06.29 12:00 更新 : 2017.06.29 15:59
■どんな感じ?
ディーゼルより4万円やすい
試乗に移るべく、他のミニより明らかに着座位置の高いクーパーS E クロスオーバーALL4のキャビンに乗り込む。
ちなみにこのクルマ、車両本体価格は479万円で、意外にも同じクロスオーバーのディーゼルモデル、クーパーS D ALL4より4万円ほど安い。
上記のプライスに加えて、38.8万円のレザースポーツシートを備えるなどしたインテリアにチープな感触は皆無だが、全体にオーバーデザインな印象をうける。
個人的な好みをいえばBMWミニのインテリア、自分が乗っている第2世代の方が簡潔で、落ち着く。
走行モードは、「オートeドライブ」、「マックスeドライブ」、「セーブバッテリー」の3つがある。
「オートe」はスピードや走行状態に応じてモーターとエンジンを使い分け、「マックスe」はバッテリー残量が充分なら120km/hまで電気モーターで走行、「セーブ」はその名のとおりバッテリー充電のためにエンジンで走るモードだ。
バッテリーが残っている限り、「オートeドライブ」も「マックスeドライブ」も軽くアクセルを踏むと電気モーターでスタート、特に深く踏み込まなければ、街中を流す程度のペースでは基本的にモーターによる後輪駆動がキープされる。