ジープ・コンパス、9速AT×ディーゼル試乗記 SUVとして実力低し キャシュカイ/ティグアン優勢
公開 : 2017.06.29 17:40
ジープ・コンパスは、レネゲードよりもひと回り大きいモデルです。ディーゼルと9速ATの組み合わせにトライしましたが、これがかなり厳しい結果に。高いレベルが要求されていますが、希望どおりとはいきません。
■どんなクルマ?
コンパス>レネゲード
ジープはSUVの重鎮。にも関わらず先代のコンパスが販売終了した2015年以来、ライバルであった日産キャシュカイ(日本名:デュアリス)やフォルクスワーゲン・ティグアンとわたり合うようなクルマをラインナップしてこなかった。
コンパスより小さいSUV、レネゲードの成功で味をしめたジープは、生産台数30万台突破すべく新しいクルマの開発に着手する。
フィアット500Xのように、ベースとなるレネゲードをストレッチさせ、補強した、それが新しいコンパス。2016年時点で、コンパスはレネゲードよりも1万4000台多い販売を見込まれている。
2016年にロサンゼルス・モーターショーでお披露目され、欧州仕様車は2017年ジュネーブ・モーターショーでヴェールを脱いでいるものの、英国では手に入れるまでもう少しの間、2018年の1月まで待たなければならない。
ちなみに販売の多くを占めるであろうスタンダードモデルは、中堅のディーゼルエンジンと、4WDシステム、それから9速オートマティックという組み合わせが好まれるだろう。