3代目のミニは2014年デビュー
公開 : 2013.01.11 20:00 更新 : 2017.06.01 01:44
新しい3台目となるミニのショールーム・デビューまでの12ヶ月を切った。この新しいミニは、そのハンドリング、パフォーマンス、そしてクオリティのおいてドラマティックな変化を見せると、関係筋は語っている。
新しいミニはBMWのUKL1という前輪駆動のプラットフォームに基づく。このプラットフォームの採用によって、生産コストは下げられ、クオリティがアップするのだという。
BMWは、この新しい3代目ミニについて、23の異なるモデルが製造されることを認めている。BMWとBMWミニの両ブランドにおいて、2020年までに980,000台のFWDモデルを生産することになろうと、業界のアナリストは読んでいる。
2014年以降、現行のミニはすべてリニューアルされ、また、3つの新しいモデルが追加される。
その中にはトラベラーが含まれる。これは、BMWコンセプト・アクティブ・ツアラーに似たスポーティなMPVミニだ。
また、東アジアをターゲットとした小型のサルーンも予定されている。
そして、3つめとなるミニの新顔は、5ドア・ハッチバックだ。これは主に子供達がリア・シートへアクセスしやすいようにと設計されたモデルである。
この3代目ミニはミニ・ロケットマン・コンセプトの影響を強く受けたデザインだという。そして、UKL1プラットフォームは少なくとも2つのホイールベースと、2つのシート高を持つ。
ミニ・クーペとロードスターは、マツダMX-5dサイズのスポーツカーになる。カントリーマンは、現行モデルとは異なる、高い車高を持つ5ドアのSUV的な位置づけとされる。クラブマンはより長く広くなり、よりスポーツ・エステートといった意味合いを持つようにされる。論争の的だったクラブ・ドアの採用は、今回は見送られることになるだろう。
エンジンは、ハイ・パフォーマンス・モデルを除き、すべてBMW製の新しい1.5リッター3気筒のガソリンおよびディーゼルが採用される。トランスミッションは6速マニュアルと8速オートマティックが組み合わせられる。また、4WDは、より多くのミニに提供される予定だ。
この新しいディーゼル・エンジン・モデルは90g/km台のCO2排出量を誇る。ハイブリッドの設定は現時点ではされていないようだ。というのも、大きな売り上げはアメリカであり、ハイブリッド・モデルの複雑さと価格の高さは受け入れられないと判断したからだ。
ミニの販売は年間150,000台だが、これを300,000台にまで増やす計画だ。そのためには、オックスフォード工場に新しいラインを製造しているし、2014年中頃からは、三菱が持っていたオランダのネッドカー工場を稼働できるようにBMWは交渉している。