ロールス・ロイス、EVが終着点 「ハイブリッドは妥協」 自動運転にも独自の見地

公開 : 2017.07.05 18:40  更新 : 2017.12.14 14:42

ロールス・ロイスのCEOは、EVが終着点とした場合、ハイブリッドは採用しないと語ります。自動運転に関しても「そもそも運転手がいますから」と独自の理論を展開しています。

ロールス・ロイス、EVが終着点 HVは妥協

ロールス・ロイスのCEO、トルステン・ミュラー・エトヴェシュは、クルマの「電化」に対して、次元の違う意見をもっている。

彼は「将来的に、かならずクルマは電力で動くようになります」と認めたうえで、ハイブリッドは「妥協の産物です」というのだ。

「そもそも、ロールス・ロイスは完ぺきなクルマでなくてはなりません。妥協のだの字も許されないのです。したがって、EVが電化の最終形態だとしましょう。だとしたら、どうしてエンジンと電力が共存する必要があるのでしょう?」

そのこころは、つまりこうだ。

「ロールス・ロイスの顧客は、技術があたらしいかどうか? を最優先することは、ほとんどありません。クルマに非の打ち所がなく、極めて高い信頼性を実現しているかどうかが大切なのです」という。

親会社がBMWであることを挙げたうえで、新技術の開拓はBMWに任せ、しかるべきとき(=成熟したとき)に、その技術をロールス・ロイスが採用すればよいというスタンスなのだ。

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