ヴォグゾール・インシグニア1.6ℓディーゼル、「パサート未満」の旨味とは? 試乗記
公開 : 2017.07.07 11:10
乗り心地、ノイズは?
リアサスのセッティング自体は硬いものの、路面の段差を超えるときもしなやか。路面の状況を逐一ボディに伝え、跳ね回るようなことはない。
ただし今回のテストでは何も積載していな状態でのテストであったため、荷物を積んだ状態ならば少し違ってくるのかもしれないということを付け加えておく。
テスト車両には17インチのホイールが標準装備で、18インチや20インチのホイールもオプションで用意されている。
テストで感じたのは、ロードノイズが消えないこと。路面の継ぎ目などの少しの段差でも気になる音がしていた。
そのぶん(ともいうべきか)ドライバーアシスト機能のお陰でリラックスした移動を楽しむことができる。このグレードはクルーズコントロール、オートライト、オートワイパー、フロントカメラなどの装備が備わっていて、値段の割に至れり尽くせりといったところ。
リアシートの乗り心地も良い。成人男性でも余裕の室内で、3人かけても大丈夫だが、メーカーの想定としてはリアに2人というのが当初の計画。よって後ろに3人乗るのは少し窮屈である。