なぜ安価なEVスポーツカーは存在しない? トルクが重量補う「新機軸」 テスラに期待
公開 : 2017.07.09 06:10 更新 : 2017.12.14 14:42
皆が「峠を攻める」わけではない
勘違いしないでほしいのだが、カントリーロードを飛ばすようなときには、内燃エンジンの甘美なサウンドに勝るものはないと思っている。
よほど神経質なものや、6気筒以上のマルチシリンダーでもなければ、音がなくなることが素晴らしいとは主張するつもりもない。
いずれにせよ、スポーツカーの購入者全てが、峠を攻めたりすることを目的にしているわけではない。陽射しを楽しみながら街を流そうというユーザーも少なくないのだ。
彼らにとっては、EVスポーツカーはパーフェクトな選択肢だろう。そう言う自分も、ウイークデーの仕事中であればそれを選びたいと思ううちのひとりだ。
排出ガスがゼロの軽量2シーターでオープンエアドライブができれば、大気汚染に手を貸すことなく、それでもこれまで通りの楽しみを満喫できるではないか。