アルピナB4 Sに試乗 B4からのステップアップ、M4との差別化は成功か?
公開 : 2017.07.11 12:40 更新 : 2017.07.11 13:52
B4 S、これまでと何が違う?
これまでと同じく、ベースとなるエンジンは、BMWのN55型であるが、アルピナの供給するツインターボを装着させるために、エンジンブロックを鋳なおしている。
鍛造クランクを持つこのエンジンは、ターボチャージャーが10%拡大され、水冷ラインも容量が20%拡大。オイルラインも35%容量が拡大されている。アクラポビッチのマフラーを採用する点は先代とおなじ。
変速速度が改善されたATは強化され、ドライブとスポーツのキャラクターの差がより鮮明になった。
改良されたエンジンは、30psアップの440psと、先代モデル比で10%を越える67.2kg-mのトルクを誇る。
ということは、アルピナにラインナップされる3シリーズ/4シリーズは、BMWのMモデルの対抗車種よりもパワフルで、しかも断然トルクフルということになる。
ATのみの設定であることは、伝えておかなければならないが、M3/M4と異なり、後輪駆動か、全輪駆動を選ぶことができる。
変更はないが、シャシーには、アルピナが供給するバネ、ダンパー、スタビライザーが装着され、M3/M4に比べて大きめのキャンバーが付けられている。