スバル・レヴォーグがマイナーチェンジ 「熟成」重視 その評価は? 試乗記
公開 : 2017.07.15 11:40
「スポーツツアラー」ならではの使い勝手も工夫
実用性にも手を抜いていないのがスバルらしいところだ。新型では後席シートのバックレストが4:2:4分割方式に変更された。こちらのほうがより幅広い荷室アレンジに対応できるようだ。
後席バックレストは荷室のボタンで倒せるうえ、倒れるときに手などはさまないようストラットでソフトな動きを実現しているのも実用的で評価したい。
荷室をいっぱいにする使い方が多いというひと向けに「スマートリアビューミラー」が用意されたのも新型の特長だろう。
従来の物理的なミラーだと荷室にかさのあるものを積むと後方視界がさえぎられてしまっていた。そこでスバルではリアゲートでしかもワイパー払拭エリアにリアビューミラー用カメラを設定。
液晶タイプのリアビューミラーは荷物は乗員に影響を受けることなく、かつ従来のミラーよりより広い角度の視界を確保することができる。
■「買い」か?
レヴォーグは他に類のない商品として、おおいに評価したい。スバルのウリのひとつである安全技術も増え、先進的安全性という新しい時代の要請と、そもそもの運転の楽しさを両立させているという意味で貴重なのだ。
価格は1.6ℓ車が1.6 GTアイサイトの2,829,600円から1.6 STIスポーツの3,564,000円まで。2ℓは2.0 GT-Sアイサイト(3,618,000円)と2.0 STIスポーツ(4,050,000円)となる(すべて税込み)。
スバル・レヴォーグ1.6 GTアイサイト
価格 | 2,829,600円 |
全長×全幅×全高 | 4690×1780×1495mm |
ホイールベース | 2650mm |
乾燥重量 | 1540kg |
エンジン | 水平対向4気筒1599ccターボ |
最高出力 | 170ps/4800-5600rpm |
最大トルク | 25.5kg-m/1800-4800rpm |
ギアボックス | CVT |
サスペンション | ストラット式 / ダブルウィッシュボーン式 |
ブレーキ | ベンチレーテッドディスク |
タイヤ | 215/50R17 |
燃費(JC08モード) | 16.0km/ℓ |
スバル・レヴォーグ2.0 GT-Sアイサイト
価格 | 3,618,000円 |
全長×全幅×全高 | 4690×1780×1490mm |
ホイールベース | 2650mm |
乾燥重量 | 1570kg |
エンジン | 水平対向4気筒1998ccターボ |
最高出力 | 300ps/5600rpm |
最大トルク | 40.8kg-m/2000-4800rpm |
ギアボックス | CVT |
サスペンション | ストラット式 / ダブルウィッシュボーン式 |
ブレーキ | ベンチレーテッドディスク |
タイヤ | 225/45R18 |
燃費(JC08モード) | 13.2km/ℓ |