フォード・フィエスタ刷新 1.1ℓ仕様に初試乗 同クラスのトップ守れるか
公開 : 2017.07.16 19:40 更新 : 2017.07.16 19:57
■どんな感じ?
市街地なら十分 STも追加か
今回のテスト車両は、フォード製1.1ℓのガソリンエンジンで85psを発生させる。さすがに高速巡航は心もとないが、ふだん使うような市街地ならば不足はない。
フィエスタのシャシー開発のエンジニアによると、STラインには、フォードのヴィニャーレ・シリーズのような身近な豪華さが加わっているそう。
また、ハードコアなSTの登場も匂わせるような口ぶりだった。
乗ってみての率直な感想は、潜在的な活発さを感じる。
ただのコンパクトカーの化けの皮の内側には、充分な剛性から生まれる快適性を体感することができる。
さらにスポーツの影があり、コーナーでは確かなグリップでアンダーステアをいなすことが可能だ。
スペインの片田舎の道でのテストは、STラインのシャシーの出来の良さを感じ、日がな一日快適に運転できる理由がわかる気がした。
ただ、高速道路でAピラーからの風切り音がずっと気になっていたのもまた事実。ここは改善してほしい。