「2019年から全モデル電動化」 ボルボの選択は正しかったのか 早とちり? 英断?

公開 : 2017.07.16 21:10  更新 : 2017.07.16 21:26

厳格化する規制 電力は生存の選択肢

2021年以降と2015年に施行されるエミッションに関する規制のもとで、自動車メーカーに唯一残された生存の選択肢は、電気自動車である。

けれど電機自動車だけを造ることと、内燃焼機関の終焉は、異なった意味で捉えられるべき。内燃焼機関は、マイルドハイブリッドやプラグインハイブリッドにおいて、大きな役割を果たすが、これらのパワートレインは、今後もボルボの造る主なクルマに使われることは間違いない。

だからといってこの事実が、昨日のボルボのアナウンスメントに影を落とすものではないとAUTOCARは考えている。

同社が2021年までに5つの電気自動車を発売するということは、重要でエキサイティングなニュースであり、業界のトレンドがそうであるということよりも、同社にとってより意味のある発表であると思うのだ。

AUTOCARの調べによると、向こう数年のあいだで100もの電気自動車が主要な自動車メーカーより発表される。

これらのクルマは、必ずしも中国市場を意識したものではない。しかし、これは中国のメーカーであるボルボの貢献である。すべての自動車メーカーは、同じ船に乗り、革新的なクルマと技術を送り出すというスキームだった、たやすく想像できる。

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