「2019年から全モデル電動化」 ボルボの選択は正しかったのか 早とちり? 英断?

公開 : 2017.07.16 21:10  更新 : 2017.07.16 21:26

ボルボ規模だから可能だった英断

これらのクルマは2019年以降に導入されるのだが、ボルボの顧客が電気自動車に触れるまで2年待たなければならない。

個々のモデルチェンジのサイクルを考えると、ボルボの全てのクルマが電気自動車化されるのは2020年代の半ばと思われる。

先頃ボルボが発表した、ポールスターと呼ばれる、電気自動車のパフォーマンスブランドも忘れることはできない。このブランドの設立も、電気自動車の販売促進を加速させることだろう。

ボルボにとっては、ドイツの巨大自動車メーカーのような成り立ちでないことがアドバンテージになる。生産台数が少ないため、型にはまる必要はない。冒険をするフットワークだって軽い。

何か少し違ったものを求める洗練された顧客層に歓迎されることだってあるかもしれない。

電気自動車しか造らないメーカー(ともいえる)に投資することは、この上なく変わった事である。

これが、どの様な結果をもたらすのか楽しみだ。ボルボのセールスは、その時が来ても陰ることはないと断言できる。ボルボ、万歳。

おすすめ記事

 

人気記事