知ってた? 中国にはVWのセダンが11種存在、その理由とは 全車紹介も

公開 : 2017.07.17 06:10

中国のVW、ふたつの異なる会社から成立

奇妙なことに、フォルクスワーゲン中国は、2つの異なる会社から成り立っている。双方とも同じような年間販売台数を誇るが、ひとつのブランドとして機能し、加えて、いくつかのフォルクスワーゲンの車種はヨーロッパから輸入される。

ひとつの会社は、1985年に設立された、SAIC(上海オートモーティブ・インダストリー・コーポレーション)VWである。

この会社は、フォルクスワーゲンが10%を所有し、MGも所有するSAICが50%を所有する。このパートナーシップは、2030年まで固定された契約であり、中国市場のために、スコダも生産する。

上海のアンティンに本社を置くSAICは、1981年から1985年までイギリスで販売され、後にパサートと呼ばれるセダンである、サンタナを造り始めた。驚くことに、このモデルは、2012年にその生産が終了するまでに、3百万台が製造された。

もうひとつの会社は、1991年に設立された、FAW(ファースト・オートモービル・ワークス)VWである。この会社は、FAWが51%を所有し、フォルクスワーゲンが20%を所有し、アウディが10%を所有する。

中国の北東に位置する長春市に本社を置くこの会社は、まだ現役の2代目ジェッタを生産することから始まっている。このパートナーシップは、アウディのために、中国向けのA3、A4L、A6L、Q3、そしてQ5も製造している。

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