トヨタ・ヤリスGRMNプロトタイプに試乗 背景はラリー ヴィッツ版日本導入を期待
公開 : 2017.07.20 12:20 更新 : 2021.03.05 18:46
GRMN、なんの頭文字?
トヨタの最高峰スポーティブランドを鼓舞するかのように掲げられたバッジは、今後GT86(日本名:86)や、新しいスープラにも冠され、ヨーロッパ中で目にすることができるようになるだろう。
GRMNという4文字が示すのは、「Gazoo Racing Meister of Nurburgring」の略。つまりニュル・マイスターというわけだけれど、これが詩的に聞こえるのは日本のネイティヴ・スピーカーだけだと思う。
Gazoo RacingはトヨタLMP1を走らせたチームでもあり、ニュルの北コースにある施設でいそいそと開発に従事していた。
ヤリスGRMNは400台がヨーロッパ向けに作られ、そのうちの100台が英国で販売される。値段は£26,295(384万円)となる予定で、4気筒スーパーチャージド1.8ℓエンジンは210psを発生させる仕様だ。
トヨタは大胆にも「ヤリスGRMNは前輪駆動のスタイルは崩さずに軽さ重視で俊敏、かつ同クラスのなかでもパワフルであるようになっていて、ボディは硬く、スプリングとダンパーは専用品、そしてトルセンLSDも装備されています」と宣言する。