トヨタ・ヤリスGRMNプロトタイプに試乗 背景はラリー ヴィッツ版日本導入を期待

公開 : 2017.07.20 12:20  更新 : 2021.03.05 18:46

「300psで4駆」構想、はじめから却下

「来る日も来る日もチャレンジの連続でした」と語っていたのはプロジェク・リーダーを務めたスティン・ピータース。「プロジェクトが頓挫することもありましたが、経営陣からのサポートが常々あったのでやり遂げられました」

トヨタともあろう会社が、やみくもに生産計画を立てたわけではない。

ベースモデルの販売台数とは比較にならないほど限定的な仕様のクルマを短期間で画策し、実現しようと取り組んだ結果がこのヤリスGRMNである。

現にピータースとチーフエンジニアは突貫工事でこのプロジェクトを進めることとなるが、皆が思いつくような、300psで4駆といったような構想は最初の会議で却下されたという。

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