マツダCX-5とワイナリーをめぐ……らなかった旅@八ヶ岳
公開 : 2017.07.20 17:40 更新 : 2017.07.20 18:00
マツダが「ワイナリーをめぐる旅」を企画してくださいました。にもかかわらず、AUTOCARは、ワイナリーをめぐらず「ひどい道」にいきました。その末路とは……?!
CX-5にしかできないこと
横浜をスタートして高速道路を通り、山梨あたりのワイナリーに立ち寄りつつ八ヶ岳のホテルに到着する。
今回の「マツダCX-5で行く、ロングドライブを楽しむ大人の休日」試乗会においては、これがマツダ広報部の推奨コースらしい。夫婦ふたりで楽しむ1泊2日の小旅行をイメージしているのだそうだ。
時流に則ったプログラムなので当然だが、コースとしては単純。CX-5ならば快適にこなせる鉄板コースだろうが、でもCX-5じゃなきゃ行けない道程というわけでは全くない。
スカイアクティブ技術を満載して2012年にデビューした初代CX-5は売れまくったわけだが、今年フルモデルチェンジを果たした新型も引き続き売れている。
エッジが立ったマスクの精悍さは古希を迎えたお婆ちゃんでもわかるほどだし、走りはじめればすぐにクルマ全体が1枚のフェルト布でくるまれたように静かで、上質になっていることがわかる。
カッコ良くて静かで乗り心地がいい、というだけならばこれまでの国産車にもたくさんあった。だが新世代マツダのキモは中身にある。
大雑把な表現で恐縮だが、スロットルを踏み、ステアリングを切った時の車体の素直な反応に個性があるのだ。CX-5はクロスオーバーSUVでありながら、コーナリングを楽しむことも厭わない。
お決まりのワイナリー・コースは他媒体に任せるとして、われわれは独自のドライブコースを進むことにした。