マイナーチェンジ版グレイス・ハイブリッド試乗 フィットと使い勝手の違いは?
公開 : 2017.07.26 15:40
「ホンダ・グレイス」をフィットと乗り比べて、使い勝手を検証しました。真面目につくったセダンのコストパフォーマンスを、ホンダが証明します。
■どんなクルマ?
フロントマスク周りを見ても分かるとおりフィットをベースとしたセダンである。その点ではフィット・アリアの実質的な後継モデルだが、タイ生産の「日の丸輸入車」だったアリアに対してグレイスは国産となった。ただし、国内専売モデルではなく、海外向けにはシティの名を冠して展開している。
ベースモデルのフィットがFMCでプレミアム感を強化したこともあり、グレイスもアリアから車格アップを図り、1.5ℓのみの設定でガソリン車とi-DCD(ハイブリッド)車の構成となっている。
このMCはフィットのMCに準じたものであり、ホンダセンシング導入やパワートレインの改良を行った。フロントピラーより前部のハードウェアの変化はフィットと共通と考えていいだろう。
■どんな感じ?
市場が退潮傾向にあるせいか、キャラ付けではスポーティを特徴にしているが、マニア好みのスポーティさが感じられるようなクルマではない。どちらかと言えばオーソドックスなセダンであり、その点では正統派なのだ。