パナメーラ・スポーツ・ツーリスモに試乗 まずは「4 E-ハイブリッド」
公開 : 2017.07.23 00:10 更新 : 2017.07.23 00:11
ソトからみる「スポーツ・ツーリスモ」
オプション設定のスポーティなデザインや色合いをしたパーツを付けない状態のほうが、リアから見た豊満さや、サイドの引き締まったラインを感じ取ることができるだろう。
ただ、20インチのホイール、もしくは21インチくらいの大きさのホイールが欲しくなるに違いない。
スポーツ・ツーリスモは、このボディ・デザインを採用したため、わずかばかり重量が増えているだろうと予想していた。このクルマの空車重量は2190kg、パナメーラ4Sよりも275kgも重たい。
「スポーツ・ツーリスモ」、走りの印象は?
動力機関については、かつて試乗したことがあったが、今回もやはり純粋に衝撃を受けた。Eパワー・モードで発進すると、134psのモーターが静粛かつ滑らかにクルマを押し出す。市街地でのドライブにはうってつけだ。
トップスピードは279km/hで、約50kmは電気の力だけで走ることができるらしいが、完璧なコンディションでも整っていない限りその数値を実現するのは不可能だと思う。Eハイブリッド・モードに選択しなおすと、V6 2.9ℓのガソリン・エンジンが目を覚ます。
街乗りではEホールド使いゼロ・エミッションを達成し、エンジンはバッテリーをチャージするためだけに使うことだってできる。そして街乗りと同じような数値の燃料消費でアウトバーンをかっ飛ぶことだって可能とのこと。
ハイブリッド・ドライブはナビゲーションのサブメニューから探し出す必要があるが、しかしこのタッチスクリーン、触った場所とは違う場所を示す傾向がある。厄介だ。これには注意が必要。