ポルシェ、2017年上半期の業績好調の理由は? 今後はEV/PHEVに投資へ
公開 : 2017.07.31 13:21 更新 : 2017.12.14 14:42
上半期の好調、理由は? 維持はかんたんではない
財務およびIT担当の取締役会副会長であるルッツ・メシュケは、長期の為替ヘッジ戦略と、さらに最適化された費用構造による効率的な組織が有益な成果をあげていることを強調する。
同時に、上半期の非常に好調な業績を今後維持することは難しさをともなうとも推測している。
「わたくしどもは『ミッションE』が2010年代の終わりに発売された後、ようやくポルシェ初となる純粋なエレクトリックスポーツカーの開発とツッフェンハウゼン工場拡張のために投じた多額の投資に対する利益を享受ことになります」とメシュケは述べる。
高水準の利益維持のため、多額の投資へ
ポルシェはミッションEに€10億の投資を行い、1200を超える新しい職を創出するという。
さらに、ポルシェは未来のテクノロジーとプラグインハイブリッドドライブの開発に数億ユーロを投じる。
「これはたいへんなチャレンジで、高水準の利益を維持しながら同時に多額の投資を管理することになります」とメシュケは続ける。
2017会計年度に関してブルーメとメシュケは、為替レートが安定している限り、年度末の業績が前年の高水準をやや上回ると予想。
さらにポルシェは、営業利益率を最低でも15%の水準で継続させるという戦略的目標の達成もすることになる。