BMW 2シリーズ・コンバーチブル マイチェン版に試乗 220dは多才

公開 : 2017.08.01 11:40

■どんな感じ?

ややバタつくが、致命的ではない

メカニズム自体は変わらないため、印象はかつての2シリーズだ。BMW製2ℓディーゼルエンジンはとてもスムーズで、それに組み合わさるZFオートマは賢く、素晴らしい。

これならば街中から高速道まで、まともな相棒として働いてくれるだろう。急いでいるときだって静かに目的地を目指すが、伝わってくる感覚がすくないようにも感じた。まあしかし、気にするほどのことではない。

ステアリングは軽く、印象は良好。ボディに関しては、やはりクーペのほうがしっかりしていて、コンバーチブルは少々バタバタした感じではあるが、かつてそうであったように、タイトなコーナーでも、しっかり抜けていった。この感じはアウディA3カブリオレでも体感したものと同じだ。

さて、このコンバーチブルを語るうえで重要なのは「快適性」。くぼみなどを越えた際、ブルブルと車体が振れるのはライバル車のどのモデルもそうだが、この2シリーズに関しては深く根差した感じで、衝撃吸収の上手さを物語っていた。

テスト車両に関しては£515(7万500円)のMスポーツのサスがオプションで装着されていたため、これの影響が大きかったのかもしれない。

ルーフを閉めている状態ならばタイヤからのノイズが聞こえるが、不必要にオーディオのボリュームをいじる必要はないようだ。

さて、屋根を開けよう。

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