ルノー・キャプチャー2017年版 小変更でも戦える? 1.5ℓディーゼル試乗
公開 : 2017.08.02 06:10 更新 : 2017.08.02 06:13
■どんな感じ?
ルノー・キャプチャー 走りの印象
今回の試乗車は、ディーゼルの高出力版である。素晴らしい燃費をマークする一方、ほとんどのシチュエーションで活力ある走りをするにも十分なエンジンだ。
スロットルペダルを強く踏み込めば、十二分にパワフルで、0-100km/h=11.0秒という公称スペックより速く感じられる。
ディーゼルとしての洗練度は悪くなく、キャプチャーの主な活躍の場となる市街地での控えめな速度域では、ノイズも振動もほどほどに抑えられている。
しかし、コッツウォルドのB級道路で100km/h近くまで出すと、盛大なロードノイズや多少気がかりなAピラー近辺で発生する風切り音により、快適性はやや損なわれる。
ほかの多くのコンパクトクロスオーバーと同じく、キャプチャーの脚回りもコンフォート志向で、運動性能よりも路面の凹凸を吸収することを重視したセッティングだ。
そうしたサスペンションには曖昧模糊としたステアリングフィールがまた付き物だが、このクルマが立派なのは、そうした予想に反して、期待以上にステアリングが精確でダイレクトなことだ。
詳しく見ていこう。