バイヤーズガイド(1) シトロエン2CV チェック項目や「買い」の1台は?
公開 : 2017.08.11 15:10 更新 : 2021.03.05 21:43
総評 2CVを買うならば…
個性的で華があり、楽しい2CVは、フランスやイタリアの競合車が失敗してきた分野で大成功を果たし、エンスーの心をガッチリと掴んだ。
そのため、元々は大衆車であった2CVが今ではかなり値上がりしてしまった。維持費が安いと高を括っていると、レストアに思わぬ出費を強いられることがあるので気をつけた方がいい。
ポンコツが、アンダーシールとぴかぴかの塗装で化けていることもあるので、それにも注意しよう。買うときには慎重に!
よい点
・燃料代を含め、維持費が安い
・個性的でチャーミング
・全てのパーツが手に入る(ただし値上がりしつつある)
・クラブやスペシャリストの素晴らしいサポートが得られる
わるい点
・あまりにも腐食しやすい
・性能が厳しく制限されている
・厚塗りのポンコツがかなり多い
・以前ほど買い得でなくなった
ちょっと待って! 2CVの代わりも
フィアット126
排気量500ccですっきりした126は大ヒットした。1977年に600から650cc、87年には水冷700ccにエンジンが拡大され、装備も改善された。
錆びこそ最大の敵。
ルノー4
ルノー初の前輪駆動車4は、2CVに対して、明確かつ緻密に計算された対抗策で、2CVのアイデアが合理化されている。
ハッチバックを追加し、気筒数も4つに増え、水冷になり、トルクも頼り甲斐がある。ただ、このクルマも錆びやすいのでご用心。