パフォーマンスクーペ決定戦:日産GT-R vs アウディRS5(前編)
公開 : 2017.08.05 11:40 更新 : 2017.08.06 10:03
GT-Rの内装「時代遅れ」問題
RS5のデザインもクオリティも優れたキャビンに比べれば、GT-Rのインテリアは焚き木置き場か何かのように見えてしまう。
とはいえ、2017年モデルでは大幅にリフレッシュされた。ダッシュボードのデザインは大幅に改良され、スイッチ類も高級感を増した。特に金属製のヒーター調整スイッチは、これまでに使ったことがあるものの中でもとりわけ上等な部類に入る。
と、外見の存在感と内装のクオリティで点を分け合った2台だが、スペック表のデータはまるっきり異なるものだ。
GT-Rがより速くパワフルなのを売りにする一方、RS5はいかにも現代風である。
エンジンはV6ツインターボという形式こそ共通するが、かたや騒々しく大食らいの3.8ℓ、かたやダウンサイジング・コンセプトの2.9ℓなのだ。
つまりRS5は、トランスミッションこそDCTではないが、モダンなスーパークーペのフォーマットに則たものなのである。