ランドローバー・ディスカバリーで行く JLRスロバキア新工場への旅(前編)
公開 : 2017.08.05 21:10 更新 : 2017.08.06 09:29
スロバキアにジャガー・ランドローバーの新工場ができるって、ご存知でしたか? 英国編集部は、ディスカバリーに乗って、工事の進捗をたしかめにいきました。前編です。
もくじ
前編
―JLR スロバキアの地に新工場
―なぜ、スロバキアを選んだか?
―今回の旅のプラン その相棒
―ディスカバリー 高価な理由
―高速道路で試すディスカバリー
後編
―ディスカバリー オフロードの実力(8月6日公開予定)
―いよいよJLRスロバキア工場へ(8月6日公開予定)
―2000kmを走破しても愛おしい(8月6日公開予定)
―ヘリコプターを使った自動車工場の造り方(8月6日公開予定)
JLR スロバキアの地に新工場
648のテーブルリフト(チェリー・ピッカー、アクセス・プラットフォーム、好きな様に呼んだらよい)が、スロバキアのニトラに建設中の、ジャガー・ランドローバーの工場となる場所に集められた。
650でもなく、600でもない、決して647でもない。正確に648あり、それには理由があるのだ。
この光景には圧倒された。自動車工場建設の関係者ならともかく、少なくともわたしにはそう感じた。
この記事を書いている時点で、スロバキアの夏に4000人の作業員が、去年の今頃は更地だったこの場所に自動車工場を建設している。
圧倒的である。それはここが自動車工場であるからだ。訪れるのは今回が始めてではないが、これほど感銘を受けたことはない。
しかし、一旦完成してしまったら、同じことが繰り返されるだけで、たいしたことではない。鉄やプラスティックを搬入して、魔法の工程を経て、然るべきクルマができあがる。結末がいつも同じマンガの様に、同じ事が繰り返される。想像するに難しいことではない。
けれど、建設中の自動車工場となると話が変わってくる。
ジャガー・ランドローバーは、なぜこの地を選んだのだろう?