ランドローバー・ディスカバリーで行く JLRスロバキア新工場への旅(前編)
公開 : 2017.08.05 21:10 更新 : 2017.08.06 09:29
ディスカバリー 高価な理由
高騰の理由は、このディスカバリーをレンジローバーらしくみせようとしているからだろう。少なくともフロントからはそう見える。リアは、クラシカルなデザインのディスカバリー3/4を思わせるデザインである。
インテリアの素材は良質であるし、インフォテインメントは、BMWのiDriveの域には達していないが、相当改善している。
この距離ならば本来なら2週間かけて行くところを、このクルマは、ナンシーへの旅を買い物をするかのようにこなす。エンジン音は室内にほとんど届かず、風切音やロードノイズも遮断されている。
ナンシーは、素敵であると同時に、込み入った場所でもある。この街で、このクルマが、狭い場所へ進入したり、どこでも駐車ができるかも試してみたかった。
大きなウインドウ、低いサッシ、大きなミラー。これらは全長4.97m、全幅2.22mのクルマの大きな助けになる。バックモニターは、どこを見ているか困惑することもしばしばであるし、ディスカバリー4の降下式のリアウインドウは、それほど役には立たないと思うが、ほかの大きなSUVと比べて、軽快に駆け抜けることができる。
バーデン・バーデンもよいところで、素敵だ。B500号線は、ワインディングが多くて楽しい道である。ここでは、ディスカバリーの高速巡航性を試してみたかった。それは、ドイツ車はこの点に関してすこぶる優秀であるからである。
193km/hに達するまで踏み込んでみた。