アルファ・ロメオ・ステルヴィオ 2.2ℓディーゼル「2.2D」 試乗記

公開 : 2017.08.07 11:40  更新 : 2017.08.07 12:23

どんな感じ?

気になる2.2ℓディーゼルの実力

英国のユーザーは、近年のディーゼルモデルには慣れて来た感があるが、ステルヴィオほど選択の幅があっても、安価な200ps仕様の2.0Tを含むガソリンモデルの方が、「アルファ」らしさは遥かに濃いように感じられる。

確かにディーゼルエンジンは非常に良くできていて、47.8kg-mの最大トルクをわずか1750rpmで発生する。また、8速のクイックシフトATは、快適な回転数を自動的に保ってくれる。

日常的な走行なら難なくこなす一方、ペースを速めると3750rpmほどでトルクが頭打ちになるだけでなく、エンジンノイズもかなり騒がしいものになり、改善を望みたくなる部分が露呈してしまう。

アルファ・ロメオは、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンのトルクカーブは近似しており、2.0Tの280psよりも2.2Dの210ps仕様の方がトルクは1kg-m強いと主張する。

しかし、おっとりとした性格の気力を感じられないディーゼルエンジンでは、ワインディングを飛ばして走ろうという気にはならない。

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