ロードスター再考(3) ルノー・スポール・スピダーに今ふたたび試乗
公開 : 2017.08.09 11:40 更新 : 2021.03.05 21:35
屋根のあくクルマを振り返る、こちらの企画。いよいよ3話目です。ルノー・スポール・スピダーは当時、どのような目で評価されていたのでしょう。エリーゼ抜きでは語れない?
もくじ
―奇想天外な外観 スリルを求めるひとへ
―ルノー・スポール・スピダーの内外装は?
―エリーゼと比較? 当時の周囲の環境とは
―いざ走らせよう 極めて外交的なクルマ
奇想天外な外観 スリルを求めるひとへ
仮にシャイな人ならば、このクルマの特異なデザインから目を逸らしたくなるかもしれない。
もし街ゆくひとびとにじろじろと見られたり、走り去る姿を携帯電話のカメラで激写されたくなければ、ルノースポール・スピダーだけは買わない方がいい。
一方で、まだ見ぬ世界へ繰り出したい向き、あるいは乗る度に笑顔を保証してくれるクルマが欲しいのならば、迷わず購入していただきたい。
このクルマの愉しさは、乗る前から既に始まっている。シャープなラインと折り目、カーブから構成される奇想天外なエクステリアは、唯一無二だと言っていい。
ほとんどのスピダーは黄色いボディカラーが選択されている。