ロードスター再考(3) ルノー・スポール・スピダーに今ふたたび試乗

公開 : 2017.08.09 11:40  更新 : 2021.03.05 21:35

エリーゼと比較? 当時の周囲の環境とは

当時のロードテストでは、当然ロータス・エリーゼと比較された。登場したのは同じ1995年のジュネーブ・サロンで、ディエップにあった古いアルピーヌのファクトリーで製造されていた。

またジェイソン・プラトンやアンディ・プリオーのキャリアの下支えにもなったBTCCサポートシリーズのワンメイクレースも開催された。

言いかえれば、ルノーは成功のためのビッグチャンスを手にしたのである。しかしながらへセルのライバルほどの功績を手にすることはできなかった。

アルミ押出のシャシーを用いるというコンセプトはロータスと同じだったのだが、ルノーの場合は接着接合ではなく、溶接を選んだ。言うまでもなく車重増加は免れない。

152psを発揮するクリオ・ウィリアムズのエンジンを用いたにもかかわらず、車重が955kgに及んだため、パフォーマンスに対する不満を残すことになった。

関連テーマ

おすすめ記事

 
最新試乗記

人気記事