実車でレポート メルセデス・ベンツ新型Sクラス リモート縦列駐車デモ
公開 : 2017.08.09 22:05 更新 : 2017.08.10 12:56
メルセデス・ベンツの「新型Sクラス」が日本でお披露目! インテリジェントドライブは自動運転の実現に向けさらに進化。注目したいのはスマホの操作で縦列・並列駐車ができる「リモートパーキング・アシスト」。もちろんSクラスとしてのパフォーマンスと威厳は保たれています。
text & photo:Kazuhide Ueno(上野和秀)
マイナーチェンジを超越
4月に開かれた上海モーターショー2017に発表された新型Sクラスが、日本に導入された。
お披露目の会場となったのは、外環道の未開通部分。ほぼ完成しているトンネル内という異例の場所で、NEXCO東日本の協力を得て行われた。会場にはダイムラー社からはSクラスの開発担当のドミニク・フォーフトと、Mercedes me connect開発担当のアンドレアス・ハフナーも駆けつけ、開発コンセプトや最新テクノロジーが説明された。
2013年に登場したW222系Sクラスは、様々な先進テクノロジーを備えてデビュー。その後のインテリジェントドライブを始めとする先進技術が長足の進化を遂げたことから、大幅なマイナーチェンジを受け後期型として送り出された。「インテリジェントドライブ」の進化に加え、クルマが通信機能を持つ「Mercedes me connect」が初導入され、パワートレインが刷新された点がポイント。ちなみに新たに開発されたコンポーネンツは6500点以上を数え、マイナーチェンジを超越する変更がなされていることが特徴だ。
今回日本に導入されるのはメルセデス・ベンツとして4モデル、メルセデス-AMG版が3モデル、合計7モデルとなる。
S400:3.0ℓV6直噴ターボ 367ps
S560ロング:4.0ℓV8直噴ツインターボ 469ps
S560 4MATICロング:4.0ℓV8直噴ツインターボ 469ps
S600ロング:6.0ℓV12ツインターボ 530ps
メルセデス-AMG S63ロング:4.0ℓV8直噴ツインターボ 612ps
メルセデス-AMG S63 4MATICロング:4.0ℓV8直噴ツインターボ 612ps
メルセデス-AMG S65ロング:6.0ℓV12ツインターボ 630ps
エンジンは大きく分けて3種類で、モデルに合わせてチューニングが変えられている。またハイブリッドやディーゼル仕様は現時点では日本向けには設定されていない。