トヨタ、なぜEVではなくハイブリッドにこだわる? マツダ資本提携で変化も
公開 : 2017.08.11 11:40 更新 : 2017.12.14 14:42
第4世代目の「覚悟」
プラグインハイブリッド車のプリウスPHVがなかなか、ユーザーに受け入れてもらえなかった理由は、価格が高い割には、プリウスとの差が少ないからだ。
そして時代は、プリウス第4世代へ。2017年に登場した、新型プリウスPHVは、プリウスとの差を明確にするため、もっともシンプルな戦略を打った。
なんと、外観が違うのだ。
そのデザインは、トヨタが最上級のエコカーとして2015年末に発売した、燃料電池車のMIRAIとの共通性を高めた。
また、インテリア造形もプリウスとは大きく変えた、プリウスを超える先進性を強調した。
内山田会長は第4世代プリウスPHVの発表会で「普及してこそ、エコカー」と語り、先代プリウスPHVの反省を踏まえて新型の開発を指示したことを明らかにした。
その結果、新型プリウスPHVは、日本やアメリカで販売が好調。既存のプリウスユーザーのみならず、欧州高級車などから乗り換える人も多いという。
プリウス、そしてプリウスPHVと電動化の階段を徐々に上がると同時に、水素を燃料として燃料電池によって自車発電する燃料電池車MIRAIを世に送り出したトヨタ。
ここで気になるのは、EVだ。