フィアット500、60歳に 「ノース・コースト500」を巡る旅(後編)
公開 : 2017.08.13 17:40
世界で一番短い通りを抜ける
1926年のモンテカルロ・ラリーのスタート地点のひとつで、ここからスタートした6気筒のACに乗ったビクターブルースは、イギリス初の優勝者となった。
ウィックでは、世界で一番短いエベネザー・プレイス通りにも立ち寄った。小さなフィアット500ですらはみ出てしまうほど幅が狭い、通りの長さはフィアット500の全幅より17cm長いだけだ。
続いてゴルスピでサザーランドの壮大なダンロビン城を訪れた。189の部屋と専用の鉄道駅を持ち、ドーノック湾を望む英国庭園のある圧倒的な光景だ。
この城にインスパイアされ、RACの初代代表は毎年8月にここを起点とするビンテージカーのラリーを始めたほどだ。
オレゴン州のインヴァネス空港に着く前に、オドメーターは約800kmを刻んでいた。そこでカメラマンのルークと別れた。
そこから更にわたしがエジンバラに戻るまで、3日間で約1600kmを走行した。