空冷と水冷、あなたはどっち? ポルシェ993と996を比較試乗(前編)
公開 : 2017.08.14 17:10 更新 : 2017.08.14 17:18
993と996、両者の明らかな違い
まず、993は996よりもキャビンがタイトで、ダッシュボードのレイアウトは時代を感じさせる。
前方中央に回転計が配置され、スピードメーターと時計は右側に、オイル関連の計器や燃料計は左側に配置される。
ヒーターやライトのスイッチはバラバラに配置されており、以前にジェレミー・クラークソンが「口と鼻に計器とスイッチを詰め込んでくしゃみをしてばらまいたとしても、もっと合理的にレイアウトできただろう」と言っていたのを思い出す。少し言い過ぎだとは思うが、言いたいことはわたしにもよくわかる。
996のインテリアにはそんな妥協はない。回転計を前面中央に置く基本レイアウトは同じだが、よりモダンな方法でアレンジされているのだ。
センターコンソールのデザインもよくまとまっている。ヒーターやカーステレオのスイッチも操作しやすい位置に配置されており、ペダルもこれまでと異なっている。
ブレーキペダルとクラッチペダルもフロアヒンジではなく吊り下げ式になり、993ほどオフセットされていないことは大きな改善と言えるだろう。
続いてエグゾーストノートに関して。
(後編につづく)