試乗 フォルクスワーゲンID Buzzコンセプト 2022年製品化まで待つ価値は
公開 : 2017.08.22 11:40 更新 : 2017.08.22 12:08
あと4年 待つ価値はあるのだろうか
「原点回帰」という、たいへんベーシックなコンセプトを持つことは、世界的にアイコニックなマシンの二番煎じなのだろうか? わたしはそうだと思わない。
リアドアを開け、覗き込んだ空間は、まさに未来のマイクロバスである。
必要にして充分な収容スペースを持ち、インテリアもレイアウトを変えることができる。
フォルクスワーゲンは、長年温めてきたモノをこのクルマで実現するようだ。
「MEBプラットフォームを上手に使ったパッケージングのマイクロバス」。モーターを低い位置に搭載し、衝撃吸収に備えたスペースを持ち、そして動力機関やエアコンのコンプレッサーなどを全くフラットな床の下に配置する、というエンジニアが描いた構想は、今まさに、ロングホイールベースかつ電気で動くエグゼクティブなクルマとしてここに実現されつつある。
4年というのは長い。ただ、市販モデルのID Buzzを待つには、価値のある4年だと言える。