アルファロメオ・ステルヴィオ 2.2ℓディーゼル試乗 世界基準遠く
公開 : 2017.08.22 21:45 更新 : 2017.08.22 22:32
英国で試乗したアルファ・ロメオ・ステルヴィオ、われわれがSUVに期待する部分がやや足りていないようです。
■もくじ
どんなクルマ?
ーアルファらしい戦いが使命
どんな感じ?
ーパッケージングに不安あり
ーインテリア、質感アップを期待
ーアルファに大切な「味」はどこへ?
「買い」か?
ー競合と比べると、差を感じる
■どんなクルマ?
アルファらしい戦いが使命
アルファが切りひらく新時代の、そして第2章のカタチ、ステルヴィオの登場だ。ジュリア同様、新しい目論見のひとつの解として。
これまでの伝統的なテイストをもって顧客にアピールできるのだろうか?
高価な「ジョルジオ・プラットフォーム」を使う意味はあるのか?
さらにアルファはドライバーズカーとして受け入れられるのか?
疑問の答えを見つける機会に恵まれた。
英国では、右ハンドル仕様の発売が9月に決まったステルヴィオ。最初は280psのガソリンエンジンと210psのディーゼルエンジンが選べ、その後エントリークラスの180psのディーゼル、200psのガソリンエンジンも選択可能になる。
英国価格は£34,000(476万円)からで、アウディQ5よりも£3,000(42万円)安い。
さらにこのクルマ、パワーウエイトレシオに自信があるようで、現にライバル車よりも100kgから200kg軽い。コンパクトな姿とアルミ製の構造、カーボンファイバー製のプロペラシャフトなどの恩恵だろう。
右ハンドル仕様車の登場を前に、アルファはわれわれに左ハンドルの2.2ℓディーゼル、209psのクルマを用意してくれた。英国の道との相性はどうなのか、検証してみよう。