アウディRS3スポーツバック2017年型 英国試乗 セダンとの違いも
公開 : 2017.08.23 16:40
■どんな感じ?
サスの選択で印象は変わる
初めてRS3に触れたのは先週のこと。オプションのワイドな19インチホイールを纏い、アダプティブダンパーが備わったRSスポーツサスを装着したクルマであったが、マグネティックライドのダンパーは付いていなかった。
このことが、£995(14万円)払ってでもサスペンションをアップグレードすべきだということ意見を明白なものにした。
ブレーキは最初の制動がガツンとくるので少し困惑してしまう。進歩したステアリングはとても直感的だが、ともすれば軽すぎるという印象を受けた。いつだって前輪に掛かる負荷が伝わってくるので小煩い。
しかし、アウトバーンに持ち込めば印象も少しは違ってくる。路面状況が良いとサスはしなやかでいい仕事をしているようだ。
イギリスでいえば、ワインディングのB級路より、高速のA級向け。ワインディングだと落ち着かず、跳ね返りが凄い。こういった道の安定感でいえば、メルセデス-AMG A45のほうが優れている。
サスのチューニングを施すことは、このクルマの応答性の良さを生かしたグリップ性能の上昇につながる、意味のあることだ。