アウディRS3スポーツバック2017年型 英国試乗 セダンとの違いも
公開 : 2017.08.23 16:40
ステアは少し慣れが必要
制御が介入し過ぎるステアリングは軽めのセッティングで、クルマとドライバーがコミュニケーションには少し慣れが必要だが、しかしコーナーに突っ込めば前のRS3以上のグリップ性能を発揮する。これはアシストのお陰なのかもしれない。
パワフルなエンジンに組み合わさる7速ツインクラッチギアボックスは楽で暴力的という側面を兼ね備えていて、それがRS3スポーツバックをクイックに仕立てている事柄のひとつである。
2015年、われわれは当時のRS3をテストに持ち込み、いくつかの記録を計った。
97km/hまで到達するタイムは4.1秒、160km/hまでが10.3秒だったのに対し、今回のRS3は、97km/hまで3.9秒、160km/hまで9.7秒で到達する。やはり体感的にも数値的にも速くなっているのは事実のようだ。
事実、ヒットをかましたスポーツカーさえも食ってしまいそうなほどの速さで、トランスミッションをDやSモードのどちらにしていても、エンジンは充分なほどの推進力を発生させ、同時にコックピットではエグゾーストサウンドを楽しむことだってできる。