2.0ℓ4気筒エンジンのジャガーF-タイプ・コンバーチブル 試乗記
公開 : 2017.08.24 12:10
2.0ℓ4気筒エンジンを載せるジャガーF-タイプ・コンバーチブルに試乗しました。とても優秀ではあるけれど、ポルシェ718ボクスターの存在は、とても大きいのだと考えさせられます。
■もくじ
どんなクルマ?
ー2.0ℓ4気筒ならではの「メリット」
どんな感じ?
ーなにより嬉しい、鼻先の軽さ
「買い」か?
ー常に気になる718ボクスターの存在
■どんなクルマ?
2.0ℓ4気筒ならではの「メリット」
F-タイプ・コンバーチブルのエントリーモデルとなるクルマが新たに出現した。
かつてのXタイプ以来、久しぶりの4気筒エンジンではあると同時に、スポーツモデルへの搭載はジャガー史上初めてのことである。
1気筒あたりの排気量や出力の競い合いは、新たな争いを予感させる。
ターボチャージャーで武装した2ℓエンジンは、決してパワー不足ではないと語るのはジャガー・ランドローバー社のチーフエンジニアを務めるマイク・クロス。
「300psを発生させるこのクルマは、1990年代初頭に登場した5.3ℓV12を搭載したXJ-Sよりもパワフルなのですから」とも述べた。
今回ジャガーにとっての自慢、経済性と環境に配慮したことと、敷居が低くなったこと。
以前は£50,000(700万円)では買えなかったが、2ℓのクーペならば予算内で収まる。
コンバーチブルを選ぶとそれより£5,485(77万円)だけ高くなる。
そこで気になるのは、ライバルのボクスターより£10,000(140万円)高い価格に正当性があるのか? という点だ。以下で見ていこう。