自動車のエンブレム、どういう由来? イギリス・メーカー編
公開 : 2017.08.26 06:10 更新 : 2017.08.26 18:38
ロールス・ロイスのエンブレムの由来
当初はRをふたつ重ねたバッジのみだったが、顧客はもっと際立ったマスコットを求めた。
そんなうちのひとり、モンタギュー公ジョン・ダグラス・スコット・モンタギューが、友人の彫刻家であるチャールズ・ロビンソン・サイクスにオーナメントの製作を依頼。
サイクスは、モンタギューの秘書だったエレノア・ヴェラスコ・ソーントンをモデルにデザイン。
当初は人差し指を唇に当てる女性がローブを風にはためかせる像で、「The Whisperer」(囁く人)と呼ばれた。
やがて、ロールス・ロイスから公式な製作依頼を受けたサイクスは、「囁く人」をもとに新たな像を完成させる。
これが「スピリット・オブ・エクスタシー」もしくは「フライング・レディ」と呼ばれ、現在まで続くシンボルとなっている。