自動車メーカーがぺブルビーチを意識する理由 ショーから文化共有の場へ
公開 : 2017.08.26 16:40
新モデル目白押しのペブルビーチ
BMWはここで新しいZ4のアンヴェールを行い、マイバッハはカブリオレ、マクラーレンはワンオフの720S MSOのお披露目を、そしてインフィニティはレトロなプロトタイプ9を発表した。
プレミアムブランド同様、ほかのメーカーも力が入っている。フォルクスワーゲンはワーゲンバスを踏襲したID Buzzを持ってきていたが、こんなにもこのビーチが似合うクルマはそうそう無いと思った。
フォルクスワーゲンのボス、ディッセは自動車メーカーの昨今の動向を「フェラーリやランボルギーニのような情熱的なデザイン、アイコニックなクルマが一堂に会するのは、ペブルビーチのほかに例えようがなくなっています。
われわれのマイクロバスは、そんなアイコニックなクルマのひとつであるとして認識されていることでしょう」と語る。
一方、インフィニティのデザイン主任であるアルフォンソ・アルバイサは、プロトタイプ9を前に、「これはかつてのレーシングカーにインスパイアされたクルマです。
また、インフィニティは今回クルマを売ることを目的として参加しているワケではなく、ブランドを構築するために参加しています」と述べた。
ただ、すべてのメーカーがインフィニティのような考えではない。