2018年型ポルシェ・カイエン バルセロナでプロトタイプ3グレード試乗

公開 : 2017.08.29 11:40  更新 : 2017.08.29 11:49

エンジンのヒントはパナメーラから

まず、ベースとなるプラットフォームは、フォルクスワーゲン・グループの「MLB」。アウディQ7ベントレーベンテイガで採用済みのそれは、ランボルギーニウルスにも用いられる予定だ。

つぎにエンジン。概ね現行パナメーラと同様のラインナップになる見込みで、ベースグレードには340ps、Sグレードには440psのV6、ターボには547psの4.0ℓV8ツインターボをそれぞれ搭載。

ディーゼルの設定については全く言及されていないが、アウディ製のV6とV8が用意されるのはまず間違いない。

V8ディーゼルは、Q7やベンテイガと同じく電動コンプレッサー式過給機を装着する見込みだが、これはパナメーラには導入されていない。

そして、ポルシェがいかにとぼけようと、ハイブリッドはもちろんある。

ベーシックなモデルは、カイエンSの2.9ℓV6をベースとした462ps仕様、ハイブリッドSはターボの過給V8にモーターを組み合わせ、怒涛の680psを叩き出す凶暴なシロモノになると予想される。

これらの数字はパナメーラからの推測で、ポルシェの言質を取ったわけではないが、逆にカイエン用とパナメーラ用のパワートレインが大きく異なるという示唆もまたなかった。

では乗ってみよう。

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