VWポロ新型に試乗 1.0ℓ3気筒ガソリンの評価は? ゴルフとの比較も
公開 : 2017.08.31 17:10 更新 : 2017.08.31 17:10
しっかりしています、新型VWポロ。ほめ言葉は「小さなゴルフ」。隅々までしっかりと評価しました。読み応えがあると思います。
■もくじ
どんなクルマ?
ー先代より長く、幅広く、低い
ー3ドアが廃止 5ドアのみの設置
どんな感じ?
ー立ち姿は堂々と 組みつけの精度も高い
ー装備に「欠け」も スペースは良好
ーノイズや振動の遮断、飛躍的に向上
ー本質的なキャラクターは欠けている
「買い」か?
ー最大の賛辞「小さなゴルフ」
■どんなクルマ?
先代より長く、幅広く、低い
第6世代のフォルクスワーゲン・ポロは、先代から飛躍的に発展した。設計も技術面も白紙から開発され、メカニズム的には新型セアト・イビーザや、4代目となる次期スコダ・ファビアと共通。
ベースとなるのは、フォルクスワーゲン・グループが広く使うMQBプラットフォームの最新版。A0と呼ばれるコンパクトカー専用に仕立てられたコンポーネンツだが、それでも先代よりボディサイズが拡大された。
全長4053mm、全幅1751mm、全高1446mmという寸法は、81mm長く、63mm広く、7mm低い。ホイールベースは2564mmで、これは92mmの延長である。トレッドはフロントが1525mmへ62mm拡がり、リアの1505mmはプラス49mmだ。
さらに新しい話題もある。
3ドアが廃止 5ドアのみの設置
英国での発売は11月の予定で、ボディタイプは5ドアのハッチバックのみ。42年もの歴史の中で、初めて3ドアが設定されなかった。
デビュー時には、6機種のエンジンをラインナップ。主力といえるのは、1.0ℓ直3ガソリン。マルチポイント・インジェクションを装備する自然吸気が65psと75ps、新型の直噴ターボが95psと115ps、それぞれ2機種が用意される。
このほか、やはり新型の1.5ℓ直4ガソリンターボも設定。150ps仕様がまずは導入されるが、追って130ps仕様が登場することをフォルクスワーゲンでは示唆している。
ディーゼルはSCRフィルターを備える1.6ℓ直4ターボで、81psと96psの2タイプ。一部のマーケットには、新開発された1.0ℓ直3ターボの天然ガス版も投入されるが、これは91psを発生する。
最強バージョンのGTiには200psの2.0ℓ直4ターボが搭載されるが、これは来年追加される予定だ。トランスミッションは5段と6段のMTと、7段のDCTが用意される。