アストン マーティンV8ヴァンテージ 300台限定「AMR」試乗記
公開 : 2017.09.01 11:50 更新 : 2017.09.01 12:44
アストン マーティン・ヴァンテージへの「辞世」として、高性能車を生みだすサブブランド「AMR」が用意したモデルは、意見が分かれそうです。
■もくじ
どんなクルマ?
ーヴァンテージ引退前 限定「AMR」
ーV8が200台 V12が100台 内外装に違い
どんな感じ?
ー内外装 加飾を気に入るかどうか
ー安楽なGTではなく硬派なスポーツカー
ーV8 パワー勝負とは異なる「傑作」
「買い」か?
ーすばらしいが、あえて今後に期待
■どんなクルマ?
ヴァンテージ引退前 限定「AMR」
アストン マーティン・ヴァンテージは、これまで以上の高出力と、輝かしいル・マンでの勝利というカタチで有終の美をかざった。
2005年に発売が開始されたヴァンテージは今年引退することが決まり、まったく新しいモデルが2018年に登場する予定だ。
すすり泣きが聞こえてきそうだが、一方で最後の年の成績は記憶に残るものになるだろう。
6回目の挑戦となる、フランスのサルテ・サーキットで6月に開催されたル・マン24時間レースのGTE Proクラスにおいて、最終ラップでの接戦からクラス優勝をもぎ取ったのだから。
今年の初めに、アストン マーティン・レーシング・コンペティション・チームからインスピレーションを得た、アストン マーティンの高性能ブランド「AMR」を発表したが、同ブランドからの最初の1台が、このヴァンテージとなる。
最終的にはアストン マーティンのモデルのすべてに、AMR仕様が設定されることになるだろう。
ヴァンテージAMRのディテールを見ていこう。