すばらしきタルガの世界(3) ポルシェ911タルガ vs トライアンフTR5
公開 : 2017.09.01 20:20 更新 : 2017.09.08 14:25
トライアンフ ルーフの構造
61年9月にTR4に導入されたのは、ボルトオンのガラス製リアウインドウに2タイプのルーフを組み合わせるオプション。
ひとつは4本のボルトで固定するスチール製のハードトップだが、取り外したときに収納する場所がない。
もうひとつがビニールレザー製のサリートップで、幌骨を折り畳むと後席スペースに収まるというものだ。このサリートップはTR4A、TR5に受け継がれたが、TR6では選べなくなった。
かつて3台のTR6を所有していたアンディ・マコナンは3年前、それらを売り払った資金をTR5に注ぎ込んだ。
「TRレジスター」というトライアンフのオーナーズクラブのイベントで今年、銀賞を得たクルマである。
「ちょっとズルをして、レストアが完了したクルマを買ったんだ」とマコナン。「クラブの仲間達と、これまでにスパやニュルブルクリンク、ル・マン・クラシックに出掛けたよ」
サリートップにはふたつの効用がある。