投資すべき軽量スポーツ ルノー・メガーヌR26.R vs アリエル・ノマド
公開 : 2017.09.02 15:40 更新 : 2017.09.02 15:46
中古になって初めて人気に
2008年に導入されたR26.Rは、まさにそうしたひとびとに向けたクルマだ。ただし、前輪駆動で完全ドライを走るのみの、だが。
ベースは2005年シーズンのルノーF1の成功を記念して製作されたメガーヌF1チームR26で、123kgの軽量化を果たしている。
これは走りに無関係なもの、たとえばリアシートや助手席エアバッグ、ヘッドライトウォッシャーを排除し、ウインドウの一部をガラスから樹脂に替えるなどした結果だ。
その切り詰めは、即座にカルト的なステータスを生み、称賛を集めたが、ルノー・スポールにとって、ポリカーボネートのウインドウや煩わしい6点ハーネスと上品さを引き換えにしたハッチバックを£21,999で売り出すには、近年の歴史において最悪のときを選んだといえるかもしれない。
世界経済が破綻の瀬戸際にある中、彼らは英国に導入された230台の販売にすら苦心した。
つい最近になって、中古市場で人気に火がつき、レアさや新車時の高評価も見直され、一躍ホットハッチ界のアイドルに躍り出たのである。
乗ってみようではないか。