ベントレー、最高速より快適性重視へ 変わる環境 試される「思考転換」

公開 : 2017.09.03 12:10  更新 : 2017.09.03 12:10

ベントレーのCEOいわく、多くのモデルを最高速ではなく、快適性重視の方針で開発するといいます。理由は環境の変化。同時に、意識の改革で、EVでもエンスージァストを満足させられるといいます。

もくじ

最高速という指標は一部モデルに
EVでも心を掴むための「発想の転換」

最高速という指標は一部モデルに

ベントレーの最高経営責任者(CEO)ヴォルフガング・デュルハイマーによると、これからのベントレーは最高速度の速さにはこだわらないそうだ。

デュルハイマー氏は、伝統的にすべてのモデルにおいて秀でた最高速度を追い求めてきたが、顧客の要求と技術の変化によって、今後は優先順位が変わると考えている。

「従来は、最高速度が200mph(322km/h)を超えるかどうかが、販売側から求められてくるポイントでした」

「しかし、将来的には数種類のモデルだけがこの最高速度を重視することになり、そのほかのモデルは、良い乗り心地、環境への配慮やゼロエミッション化など、ほかの面に注力していきますね」と語る。

また「都市部の混雑した交通の中で、浄化された綺麗な空気を呼吸できる事を想像してください。電気で走行できるなら、排気ガスがもたらす環境問題は気にしなくて済みますし、騒音問題もなくなります。パフォーマンスの定義は、こんにちにおいて大きく変化しているのです」とも。

しかし、キャラクターの部分で、薄味にならないのかが心配。それに対してもデュルハイマーは、独自の見解をもっている。

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