VWポロ試乗 1.0ℓ3気筒の自然吸気、ターボと価格近接で悩ましい存在に
公開 : 2017.09.04 11:40
どんな感じ?
ひとこと「物腰のよさ」につきる
ロードノイズや風切り音は巧みにボリュームダウンしているうえ、パワートレインも静か。ドアノブを引っぱる瞬間でさえ、上質なプロダクトだと感じさせられる。
また小さな自然吸気を扱う楽しみもある。ターボチャージャーを組みこむユニットとくらべると、気持ちよく回る。たとえトルクで負けていても、いやな気分はしない。
実際、0-100km/hタイムも14.9秒をマーク。ギアを適宜合わせてやれば、機敏に走らせられる。したがって長距離の移動も苦にならない。
シャシーの懐の深さと、全体としての「物腰のよさ」のおかげで、多くのひとが好意を抱くに違いない。
たしかに楽しさは、ほかのライバルが上回っているものの、もはやポロは、その領域で戦っていないようにも思えてくる。